留学を通して「視野を広げる」とは

解散総選挙になりましたね。

私は残念ながら手続きなどが間に合わず投票することができません。

フランスで政治を勉強していて、日本の政治についてどう思うのか何かかっこよくコメントできたらと思うんですけど(笑)

私は、実際の何党がどうとかは何とも言いません… 何党が良いとか悪いとか誰が正しいとか無責任とかあまり発信したいとは思わなくて(たくさん主張する人はいるしそういう人は貴重だと考えていますが)
ただ、一人一人が、日本で起きていること、立法・行政のなかで決められ行われていることを、
自分に関係のあることだと考えて、
自分の意見を持って、
その意見を代表する人を議員に選ぶ、
という行動をするようになってほしい、
というのが私の願いです。

別に何党を支持するかは関係なしに、その人が自分なりに考えて選択することそれだけで素晴らしいことだと思うんです。


政治社会学を勉強しながらいつも意識しているのは、どうしたら個々人が、社会のことを他人事にせず、自分なりに考えて行動できるだろうか」とかいうことです。

「自分ごとにする」がキーワードだと思います。

日本の世の中のことを自分ごとに、
隣国の紛争も自分ごとに、
遠い中東の事件も自分ごとに…

遠いヨーロッパに留学していると、「他者」でしかなかった物事がずっと身近になって、自分ごとになるのを感じます。

例えばベルリンに行った時には、
ベルリンマラソンで多くの人が集まるという中、「絶対にテロによってこの人たちが傷つけられないように」「この街で新たな悲劇が起きないように」と真剣に祈りを捧げる自分がいました。
ベルリンで出会った人々の「顔」が思い浮かぶから、ベルリンのことが、自分のことになっていたのです。

留学を通して「視野を広げる」というのはある意味こういうことだと思います。

「視野の広さ」とは、〈目の前のものごと〉〈自分の利害〉にとらわれず、
〈他の人たち〉…近所の人から外国の人まで、意見の合う人から合わない人まで、「自分のこと」のように考えてみることが出来ることだと思います。

なので、留学から帰る頃にはどれだけの「広い視野」を得ることが出来たか話せるように、幅広い経験をしていきたいと思います^^


そして、経験したことを「発信」することも大切にしています。
なぜなら留学生活の情報発信をすることが、日本にいる読者の視野を広げるきっかけの一つになるという意義があると考えているからです!



選挙の話から逸れたようですが、このブログの主題は留学なのでこんな結論で締めました(笑) 

留学したい人も、留学している私を見守ってくださっている方も、私のブログや写真を通して世界を近く感じて、「世界の一員としての自分」のあり方について考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!!

(そして世界を良くするために、そんな大げさな目的で選挙に向き合ってみてください♡笑 私の分も投票してきてください〜!)

Monamieの留学ノート

2017年8月よりパリ政治学院で交換留学生として学んでいます。 学校での学びだけでなく、生活の中で感じ、考えたことを書き残していきます。

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