聞いてみないと分からない

ある記事で、日本の電車の優先座席に関するモラルの低さについて読みました。

優先席に堂々と座りスマホに目を落とす若い男性が、脚に障害があって席をゆずってほしいとたずねた女性に「オレだって疲れてんだ!」と大声を上げた、という出来事があったそう。

フランスの電車・地下鉄には優先席はありません(バスにはあります)。

年配の方や子供連れが乗ってきたらすぐに声を掛けるし、二人組が一緒に座れる席を探しているの見てゆずるという光景が当たり前のように見られます。

優先座席なんて設けなくても自発的なゆずりあいがあるものです。

日本では、席を譲った方がいいかもしれないと思いつつ、もしかしたら「年寄り扱いするな」と気分を害すかもしれないと思って声をかけずらいという人も多いと思います。私もその一人です。

けれど、大丈夫と言われればそれまでだし、年寄り扱いするなと言われてもそれまでだし、それより座りたい人を見過ごすほうが悪いから、「いっぺん聞いてみればいいじゃん」と思えるようになりました。

フランスの「言わなきゃ分からないよ」って文化に慣れたわけじゃないですが、日本の「察する」文化はなおさら難しいし非合理的だなと思うようになりつつあります。。

これも一種の海外かぶれ?(笑) 

でも良いと思うものは持ち帰ります^^ そんな「留学帰りの人」になろうかと。

Monamieの留学ノート

2017年8月よりパリ政治学院で交換留学生として学んでいます。 学校での学びだけでなく、生活の中で感じ、考えたことを書き残していきます。

0コメント

  • 1000 / 1000