人の心に平和のとりでを築く

たまに聞く、「◯◯(国名)で地震があって、パリのテロより多くの死者が出ているのにどうして日本では全然報道されないのか」という意見。

どの国であっても人の命の重さが等しく扱われるようになってほしいものです。

「パリ」の方が、遠い中東やアフリカの国よりも聞きなじみがあるし、知り合いがいるとか、行ったことあるとかいう場合が多いし、そして実際そこで何が起きたか気になるのであって、だからメディアも視聴者に合わせて大きく取り上げる/取り上げないニュースの差をつけてしまいます。


それなら、もし、世界中もっと色んな国に日本人がいて、どの国で何が起きても「そこに友達がいるかも!そこで何が起きたの!?気になる!」と言わずにいられないような私たちだったら?メディアも全世界のニュースを同じくらい大事に取り上げるでしょう。


そのような「わたしと世界のつながり」をみんな持っているようになったらいいなと思うんです。


どこで失われた誰の命でも…他人事ではなく、身内のように悲しむような、そんな「世界とつながっているわたし」。


もっと、多くの人がこのように世界のことを自分ごとにして感じることができるようになることを願っています。それが平和の基盤だと思うからです。


そういう意味で私は、「外国語を教える」「国際交流の場をつくる」「メディアで海外ニュースを発信する」といった職業をしている人・目指している人のことを、立派だと思い尊敬するようになりました。本当に素晴らしい職業です。


私も「世界とつながっているわたし」を育てる教育を通していずれ貢献できるよう、学び、考えています。


それから、「より多くの日本人が留学に行くこと」も、平和の種をまく貢献です。留学に興味のある学生が、充実した留学を実現できるよう願って、このブログも一生懸命続けていきます^^



最後に。

"Les guerres prenant naissance dans l'esprit des hommes et des femmes,

C'est dans l'esprit des hommes et des femmes que doivent s'élever les défenses de la paix."


ユネスコ(UNESCO 国連教育機関)憲章の一節です。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」


そうだ、それをしたい。と感じた言葉です。

実はパリに、それも自宅・学校の近くにUNESCO本部があります。嬉しいご縁を感じます。今度行ってみます^^

Monamieの留学ノート

2017年8月よりパリ政治学院で交換留学生として学んでいます。 学校での学びだけでなく、生活の中で感じ、考えたことを書き残していきます。

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