ヘルシンキ現代美術館

現代美術は苦手ですがデザインの国フィンランドなら面白いかもと思い行ってみました。

そこにあったのは、自由な発想が生む芸術でした。伝統的な技法にとどまらず、新聞紙や立体物、さらに音楽や機械をつかった作品など…、芸術家たちが固定観念にとらわれていないからこそできる創造でした。


ふしぎな作品たちを楽しむと同時に、私はどうも「ふつうはこうしなければならない」「こうしないときれいじゃない」と、「こうあるべきモデル」を忠実に真似ることばかりしているということを考えさせられました。ごく幼い時からそうでした。美術の時間に描く絵は、どこかで見た絵の真似で、そういう作品に限って先生や友達に評価されたりしました。

ピアノや習字など「お手本を正確に真似ること」を良しとされる習い事をしたせいでしょうか。どうしたらこの子に「思考の枠をこえた」創造力が育まれたのでしょうか。


ヘルシンキで現代美術館の他にもデザイン美術館や、伝統的な建築の教会と現代建築の教会も見に行ったのですが、どこに行っても小学生から高校生まで、クラス単位で先生に連れられているところを見ました。きっとヘルシンキの子供たちはたくさん学校の外に出て学ぶのでしょうね。そうして柔軟な発想による美術やデザインを生む芸術家たちが育つのでしょう。


なんだか、話が飛びますが、いつか子供ができたらこういうところでのびのびと育って欲しいなぁなんてことも考えました。まだまだ予定はありませんが(笑) 

Monamieの留学ノート

2017年8月よりパリ政治学院で交換留学生として学んでいます。 学校での学びだけでなく、生活の中で感じ、考えたことを書き残していきます。

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