フィンランド:デザインの力

フィンランド・ヘルシンキに3日間滞在しました。

私にとってフィンランドといえば教育分野、と思っていましたが、デザインの国だというのを知った上で見ると、その通りだと感じました。たしかに建築やインテリアのデザインが素敵でした。建物の内でも外でもなんだか落ち着きます。


目で見て肌で感じた「デザイン」を言葉にするのが難しいのですが、私にとっては、「曲線」が印象に残っています。それから幅と奥行き、材質と色、音と空気。


それらが「居心地」にはたらきかけるんだと思います。リラックスできる空間をつくりだしていました。

デザインの力を感じました。


言葉では限界があるので写真を載せます。

これらの写真でも、私の心が動いた「空間」の奥行きと高さと明るさと空気をうまく表すことができません。


今どき、遠い異国の地であってもインターネットで写真や動画を通していくらでも「見る」ことができるものです。

しかし人間の目は180度より広い視界でものを見ています。視覚だけでなく、他にも四つの感覚をあわせてその場所を「感じ」ます。

写真・動画や言葉に限界があることを感じました。そしてフィンランドを実際に訪れて、フィンランドの人々がデザインした空間を肌で感じる経験ができたことを幸いに思いました。


ただ…。ただ、VR技術が発達してリアルな空間の体験ができるようになってきています。いまのところ視覚以外の感覚の再現まではなかなかされていないかと思いますが、ヴァーチャルリアリティ、擬似現実が、近い未来どこまで現実に近づくのか。その発達によっては「現地に行く価値」の意味も変わってくるかもしれません。

Monamieの留学ノート

2017年8月よりパリ政治学院で交換留学生として学んでいます。 学校での学びだけでなく、生活の中で感じ、考えたことを書き残していきます。

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